今週の資金調達ハイライト
📊 件数:13件(先週比: ▲8件 増)
💰 総額:113億円(先週比: ▲88億円 増)
🔍 今週の振り返り
今週は、バイオAI、宇宙、建設DXといったディープテック領域での大型資金調達が目立ちました。特にCraifの約53億円、Letaraの約26億円といった大規模な調達は、日本のスタートアップエコシステムにおける技術革新への期待の高さを示しています。また、サプライチェーンリスク管理やVRデジタル療法など、社会課題解決に貢献する多様な分野での資金調達も活発でした。
🏆 Top3案件(調達額順)
- 1️⃣ Craif株式会社(53.0億円/シリーズD)
- 2️⃣ Letara株式会社(26.0億円/プレシリーズA)
- 3️⃣ 株式会社Resilire(17.3億円/シリーズB)
1. Craif株式会社
🔎 業種・業界:がん検査
💰 調達額/ラウンド:53.0億円(シリーズD)
📅 公開日:2026/08/18
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000431.000041883.html
✏️要点まとめ
- 進捗:バイオAI技術を活用し、尿から10種のがんリスクを早期に評価する検査「マイシグナル・スキャン」を提供しています。今回、シリーズDで約53億円を調達し、国内事業の拡大や医療機器プログラムの薬事承認取得に向けて大きく前進しています。
- 今後:調達した資金で、すい臓がん医療機器プログラムの薬事承認取得や米国でのプロダクトローンチに向けた研究開発を加速させます。将来的には、尿解析プラットフォームを構築し、がんだけでなく多様な疾患の早期発見を目指しています。
- 課題:世界最大級の尿データ基盤を構築し、多様な疾患を早期に捉えるプラットフォームを実現するためには、さらなる研究開発とデータ収集、そしてグローバル展開に向けた戦略的なパートナーシップが重要になります。
2. Letara株式会社
🔎 業種・業界:ロケット
💰 調達額/ラウンド:26.0億円(プレシリーズA)
📅 公開日:2026/08/20
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000109623.html
✏️要点まとめ
- 進捗:北海道大学発のスタートアップとして、低コストで量産可能な次世代ハイブリッドロケットエンジンの開発を進めています。燃料に一般的なプラスチックを使用することで、高い安全性と低コスト化を実現し、プレシリーズAで約26億円を調達しました。
- 今後:調達資金は、独自のロケットエンジン技術の実用化を加速させ、国内外から優秀な人材を採用することで開発スピードを向上させます。人工衛星の打ち上げから防衛・安全保障分野まで、幅広い用途での応用を目指しています。
- 課題:ロケットエンジン業界の新たなプラットフォームを創出するためには、技術の実用化だけでなく、量産体制の確立や市場での信頼獲得が重要になります。
3. 株式会社Resilire
🔎 業種・業界:化学素材
💰 調達額/ラウンド:17.3億円(シリーズB)
📅 公開日:2026/08/19
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000044535.html
✏️要点まとめ
- 進捗:サプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire」を提供しており、シリーズB 1stクローズで総額17.3億円を調達しました。これにより、信頼性の高いデータ基盤の構築とAIによる付加価値創出を加速させています。
- 今後:調達資金は、データ基盤の構築、AIによる付加価値創出の加速、および海外展開の本格化に充てられます。サプライチェーン情報を企業間で安全につなぎ、AIで変化を予測・意思決定を支援することで、持続可能なモノづくり社会の実現を目指しています。
- 課題:世界のモノづくりが不確実性に揺らぐことなく持続可能な社会を実現するためには、グローバルなサプライチェーン全体での連携強化と、AI技術のさらなる進化が求められます。
4. 株式会社BiPSEE
🔎 業種・業界:メンタルヘルス
💰 調達額/ラウンド:9.9億円(シリーズA)
📅 公開日:2026/08/17
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000033812.html
✏️要点まとめ
- 進捗:うつ病を中心とした精神疾患に対し、VRとスマートフォンアプリを用いたVRデジタル療法(VRx)を開発しています。シリーズAの2ndクローズを完了し、NEDOからの助成金と合わせて累計9.9億円を調達しました。
- 今後:調達資金は、現在実施中のうつ病向けVRデジタル療法の治験推進、および薬事承認取得に向けた開発・薬事・品質保証体制の強化に充当されます。薬物療法で十分な効果が得られない患者さんに新たな治療選択肢を提供することを目指しています。
- 課題:日本の医療課題解決とデジタルヘルス分野の発展に貢献するためには、治験の成功と薬事承認の取得が不可欠であり、その後の普及に向けた医療機関との連携も重要になります。
5. 株式会社recri
🔎 業種・業界:イベント
💰 調達額/ラウンド:4.0億円(シード)
📅 公開日:2026/08/17
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000069506.html
✏️要点まとめ
- 進捗:演劇・ミュージカル・コンサートなどのリアルエンターテインメントのチケットサブスクリプションサービス「recri」を運営しています。GENDA Capitalなどを引受先とする第三者割当増資により、累計約4億円の資金調達を実施しました。
- 今後:調達した資金は、作品ラインナップの拡充、独自のプレミアム体験開発、ユーザー基盤の強化に充てられます。旧態依然としたチケット販売の課題を解決し、観客と作り手の双方に新しい価値を提供する新時代のエンタメチケットプラットフォームを目指しています。
- 課題:新時代のエンタメチケットプラットフォームを確立するためには、多様な作品の確保、ユーザー体験の向上、そして既存のチケット販売システムとの差別化が重要になります。
6. 株式会社UnlimiTech
🔎 業種・業界:工作機械
💰 調達額/ラウンド:1.8億円(シード)
📅 公開日:2026/08/19
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000169901.html
✏️要点まとめ
- 進捗:製造業の属人化や技術継承の課題を解決するAIワークフロープラットフォーム「DataFlow AI」を開発・提供しています。現場の暗黙知をAIで形式知化し、業務の自動化と可視化を実現しており、シードラウンドで約1.8億円を調達しました。
- 今後:調達資金は、「製造業のOS」構築に向けたプロダクト開発の加速と、エンジニア・ビジネスサイドを中心とした採用・組織体制の強化に充当されます。日本のものづくりの現場力を次世代へ継承し、世界に広めることを目指しています。
- 課題:日本のものづくりの現場力を次世代へ継承し、世界に広めるためには、プロダクト開発の加速と同時に、製造業特有の複雑なニーズに対応できる人材の確保と育成が不可欠です。
7. 株式会社Quantec
🔎 業種・業界:レーザー
💰 調達額/ラウンド:1.0億円(シード)
📅 公開日:2026/08/21
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000181003.html
✏️要点まとめ
- 進捗:レーザープロセスを物理現象レベルから解析し、最適な加工条件を設計するディープテック企業です。従来の「装置ありき」ではなく「プロセス起点」のアプローチで、高品質・低コスト・高生産性を実現しており、ごうぎんキャピタルから1億円を調達しました。
- 今後:調達した資金は、大型受注に対応するための生産能力・インフラ拡充、最先端レーザープロセスの検証環境強化、およびコア人材の確保・育成に充てられます。レーザー加工をものづくりの当たり前にし、世界のものづくりをアップデートすることを目指しています。
- 課題:レーザー加工をものづくりの当たり前にし、世界のものづくりをアップデートするためには、技術の優位性を維持しつつ、生産能力の拡大と多様な産業への適用を推進していく必要があります。
8. 株式会社SkyDrive
🔎 業種・業界:空飛ぶ車
💰 調達額/ラウンド:非公開(シリーズD)
📅 公開日:2026/08/21
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000038857.html
✏️要点まとめ
- 進捗:コンパクトな「空飛ぶクルマ」の開発・製造・販売を行っています。りそなアセットマネジメントからの第三者割当増資による資金調達を実施し、2028年の商用サービス開始に向けて着実に進んでいます。
- 今後:調達資金は、2028年の商用サービス開始に向けた型式証明の取得、量産体制の構築、および持続的な企業価値向上のための開発・事業基盤強化に充てられます。空飛ぶクルマの社会実装を通じて、日常の移動に空を活用する未来を実現することを目指しています。
- 課題:空飛ぶクルマの社会実装を実現するためには、型式証明の取得、安全性の確保、量産体制の確立、そして社会受容性の向上が大きな課題となります。
9. シスタ株式会社
🔎 業種・業界:介護施設
💰 調達額/ラウンド:非公開(シード)
📅 公開日:2026/08/21
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000158217.html
✏️要点まとめ
- 進捗:介護施設向けAIプラットフォーム「みちケア」を展開しており、碧海信用金庫と信金キャピタルが運営する「へきしんAOMIファンド」から資金調達を実施しました。碧海信用金庫との業務提携も視野に入れています。
- 今後:調達資金は、プロダクト開発の推進と、愛知県内の介護施設への「みちケア」導入拡大に向けた体制強化に充てられます。碧海信用金庫のネットワークを活用し、地域の介護現場が抱える人材不足と生産性向上の課題解決を加速させることを目指しています。
- 課題:医療・介護・福祉の持続可能な未来を切り拓くためには、プロダクトの機能強化だけでなく、地域に根差した介護施設への普及と、介護現場のニーズに合わせたきめ細やかなサポート体制の構築が重要になります。
10. 株式会社アンドパッド
🔎 業種・業界:施工管理
💰 調達額/ラウンド:非公開(シリーズD)
📅 公開日:2026/08/20
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000201.000018154.html
✏️要点まとめ
- 進捗:建設バーティカルAI「ANDPAD」を運営し、建設業界の構造的課題に対しAIデータプラットフォームを活用したAX(AI Transformation)支援を推進しています。東京ガス、ダイキン工業、カインズと戦略的資本業務提携を締結しました。
- 今後:この提携を通じて、各社の現場データと知見を基にAIプロダクト群の開発を加速させます。建設業界全体の生産性向上と持続的な成長に貢献することを目指しています。
- 課題:建設業界全体の生産性向上と持続的な成長に貢献するためには、多様なパートナー企業との連携を深め、現場のニーズに合わせたAIプロダクトの開発と普及を継続していく必要があります。
11. 株式会社セカンドハート
🔎 業種・業界:糖尿病
💰 調達額/ラウンド:非公開(シード)
📅 公開日:2026/08/17
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000135007.html
✏️要点まとめ
- 進捗:糖尿病による足切断ゼロを目指し、糖尿病性足病変の予防医療プラットフォーム「Steplife」やデジタル音叉を提供しています。東証グロース上場のMRT株式会社と資本業務提携契約を締結し、第三者割当増資を実施しました。
- 今後:MRTグループの医療ネットワークや事業基盤を活用し、糖尿病患者数が深刻なマレーシアを起点に、日本発のテクノロジーをASEAN地域へ展開します。糖尿病による足切断ゼロと「自分の足で社会参加を続けられる未来」の実現を目指しています。
- 課題:糖尿病による足切断ゼロという目標を達成するためには、予防医療プラットフォームの普及だけでなく、国際的な医療ネットワークとの連携強化や、各国の医療制度に合わせたサービス展開が重要になります。
12. 株式会社NINAITE
🔎 業種・業界:工事
💰 調達額/ラウンド:非公開(シード)
📅 公開日:2026/08/18
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000053036.html
✏️要点まとめ
- 進捗:建設業界の人手不足解消と地域の担い手づくりを目指し、株式会社SOUSHINホールディングスと資本業務提携を締結しました。外国人材支援ノウハウと建設現場の知見を組み合わせ、特定技能外国人の採用から定着までを一貫支援しています。
- 今後:今後は北海道・札幌で成功事例を確立し、外国人材が地域住民と共に暮らし働けるまちづくりへと事業を拡大していくことを目指しています。
- 課題:建設業界の人手不足解消と地域の担い手づくりを実現するためには、外国人材の安定的な確保と定着支援、そして地域社会との共生を促進する仕組みづくりが重要になります。
13. アドバンスコンポジット株式会社
🔎 業種・業界:新素材
💰 調達額/ラウンド:非公開(シリーズB)
📅 公開日:2026/08/17
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000152154.html
✏️要点まとめ
- 進捗:独自の溶湯鍛造法で金属と異種材料を複合化した金属基複合素材を開発・製造・販売しています。この素材は高い熱伝導性や軽量性などの特性を持ち、AI・半導体、データセンター、モビリティなどの産業で省エネルギー化や高精度化に貢献しており、環境エネルギー投資からシリーズB追加資金調達を実施しました。
- 今後:調達した資金は、量産中の製品の生産能力・供給体制強化、新規案件の量産化加速のための開発・設備増強、品質保証体制整備、人材採用に充てられます。事業規模の拡大と持続可能な社会の実現を目指しています。
- 課題:事業規模の拡大と持続可能な社会の実現を目指すためには、生産能力のさらなる強化、多様な産業ニーズへの対応、そしてグローバル市場での競争力強化が重要になります。
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