今週の資金調達ハイライト
📊 件数:14件(先週比: ▲4件 増)
💰 総額:146.2億円(先週比: ▲102.3億円 増)
🔍 今週の振り返り
今週は、アルツハイマー型認知症治療薬開発のNeusignal Therapeuticsが53.2億円、ID認証プラットフォームのビットキーが40億円と、大型の資金調達が目立ちました。特に、医療・ヘルスケア分野や、不動産・製造業のDX、社会課題解決を目指すスタートアップが活発に資金を調達しており、各分野でのイノベーションが加速していることが伺えます。
🏆 Top3案件(調達額順)
- 1️⃣ Neusignal Therapeutics株式会社(53.2億円/シリーズB)
- 2️⃣ 株式会社ビットキー(40.0億円/シリーズE)
- 3️⃣ ナッジ株式会社(14.8億円/シリーズA)
1. Neusignal Therapeutics株式会社
🔎 業種・業界:認知症
💰 調達額/ラウンド:53.2億円(シリーズB)
📅 公開日:2026/6/30
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000138577.html
✏️要点まとめ
- 進捗:アルツハイマー型認知症の治療薬NTX-083を開発し、国内治験で安全性と忍容性を確認しました。今回の資金調達により、米国での臨床試験開始に向けた大きな一歩を踏み出しています。
- 今後:調達した資金は、米国でのPhase 1b臨床試験の開始と、グローバル製薬企業との提携に向けた人材採用に充てられます。世界中の患者さんに新しい治療選択肢を届けることを目指しています。
- 課題:新薬開発には多額の資金と長い期間が必要であり、臨床試験の成功や規制当局の承認を得ることが重要です。また、グローバル展開に向けた提携戦略や人材確保も課題となります。
2. 株式会社ビットキー
🔎 業種・業界:不動産管理
💰 調達額/ラウンド:40.0億円(シリーズE)
📅 公開日:2026/7/1
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000207.000040203.html
✏️要点まとめ
- 進捗:ID認証・認可技術を基盤としたコネクトプラットフォーム「homehub」と「workhub」を展開し、スマートロックなどで住宅やオフィスの効率化に貢献しています。政府系ファンドからの追加資金調達により、累計調達額は390億円を超えました。
- 今後:調達資金は、プラットフォームの拡張に向けた新製品・サービス開発やM&A投資に充てられます。これにより、さらなる成長と資本効率の最適化を目指します。
- 課題:プラットフォームの継続的な拡張には、技術開発や市場ニーズへの対応が不可欠です。また、M&A投資を成功させ、事業シナジーを生み出すことも重要です。
3. ナッジ株式会社
🔎 業種・業界:クレジットカード
💰 調達額/ラウンド:14.8億円(シリーズA)
📅 公開日:2026/7/1
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000343.000073456.html
✏️要点まとめ
- 進捗:若年層の「推し活」や「社会貢献」を決済に組み込む次世代クレジットカード「Nudge」を提供し、累計調達額は約65億円となりました。アセットファイナンスなどを活用し、資本効率を最適化しています。
- 今後:調達資金は、決済取扱高拡大に伴う運転資金、サービス機能拡張のためのシステム開発、マーケティング投資に充てられます。将来的な大型エクイティファイナンスに向けた財務基盤を強化し、ミッション実現を加速させます。
- 課題:決済取扱高の拡大には、ユーザー獲得と利用促進が重要です。また、金融サービスとしての信頼性維持や、競合との差別化も継続的な課題となります。
4. iYell株式会社
🔎 業種・業界:融資
💰 調達額/ラウンド:13.15億円(シリーズF)
📅 公開日:2026/7/3
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000020127.html
✏️要点まとめ
- 進捗:住宅ローンテック企業として、金融機関と住宅事業者をつなぐ住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を提供し、住宅ローン業務のDXを推進しています。今回の調達で累計資金調達額は100億円を突破しました。
- 今後:調達資金は、「いえーる ダンドリ」の機能拡充、全国展開に向けた営業・マーケティング強化、および周辺領域への戦略的投資に充てられます。上場に向けた財務基盤を構築し、事業成長を加速させます。
- 課題:住宅ローン市場の動向や規制の変化に対応しつつ、システムの安定稼働とセキュリティを確保することが重要です。また、全国展開に向けたパートナーシップ構築や人材確保も課題となります。
5. 株式会社M2X
🔎 業種・業界:工作機械
💰 調達額/ラウンド:11.4億円(シリーズA)
📅 公開日:2026/6/29
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000131729.html
✏️要点まとめ
- 進捗:次世代設備保全クラウド「M2X」を提供し、機械・設備の円滑な稼働を支えるオールインワンシステムで工場停止による機会損失を解決しています。今回の調達で全ポジションでの採用を強化しています。
- 今後:調達資金は、AIやIoTを活用した予防保全の推進、および「Zero Downtime Vision」の実現に向けたメンテナンスプラットフォーム確立に充てられます。日本の製造現場が抱える構造課題の解決を目指します。
- 課題:製造現場のDX推進には、既存システムとの連携や導入企業の理解促進が不可欠です。また、AIやIoT技術の進化に対応し、サービスの競争力を維持することも重要です。
6. 株式会社スムーズ
🔎 業種・業界:不動産賃貸
💰 調達額/ラウンド:7.0億円(シリーズC)
📅 公開日:2026/6/29
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000058784.html
✏️要点まとめ
- 進捗:賃貸初期費用を分割払いできるサービス「スムーズ」を提供し、入居者の負担軽減と賃貸仲介会社の成約率向上に貢献しています。累計LINE友だち登録数47万人を突破するなど、順調に成長しています。
- 今後:調達資金は、上場準備に向けた組織強化(採用)と、AI活用や金融基幹システム強化を含むサービス改善に充てられます。賃貸初期費用の高騰という社会課題を解決し、「誰もが住みたい場所に住める社会」の実現を目指します。
- 課題:賃貸市場の動向や法規制の変化に対応しつつ、サービスの信頼性と利便性を高めることが重要です。また、上場準備に向けた内部体制の強化や、認知度向上も課題となります。
7. 株式会社iiba
🔎 業種・業界:自治体
💰 調達額/ラウンド:3.0億円(シリーズA)
📅 公開日:2026/6/30
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000109530.html
✏️要点まとめ
- 進捗:子育て世代向けに遊び場や習い事などの情報を提供するプラットフォーム「iiba」を運営し、自治体DXや地域事業者向けシステムも手掛けています。今回の調達でプロダクトの大規模リニューアルを進めています。
- 今後:調達資金は、プロダクトの大規模リニューアル、データ基盤構築、事業開発・自治体連携の拡大、組織体制強化に充てられます。「子育てしやすい社会を目指し、新たな子育てインフラを構築する」というビジョンの実現を目指します。
- 課題:子育てインフラとしての認知度向上や、自治体・地域事業者との連携強化が重要です。また、ユーザーニーズに合わせたサービス改善や、データプライバシー保護も継続的な課題となります。
8. 株式会社JOYCLE
🔎 業種・業界:廃棄物管理
💰 調達額/ラウンド:1.5億円(プレシリーズA)
📅 公開日:2026/7/1
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000118557.html
✏️要点まとめ
- 進捗:ごみを発生源で資源化する小型分散型資源循環インフラ「JOYCLE BOX」を開発・提供し、廃棄物の減容や運搬コスト削減に貢献しています。今回の調達で量産体制構築を進めています。
- 今後:調達資金は、「JOYCLE BOX」の量産体制構築、研究開発、組織体制強化に充てられます。全国の廃棄物処理課題を解決し、サーキュラーエコノミーの社会実装と持続可能な資源循環社会の実現を目指します。
- 課題:新しい資源循環インフラの普及には、導入コストや既存システムとの連携、法規制への対応が課題となります。また、技術開発の継続と量産体制の安定化も重要です。
9. 株式会社L&F
🔎 業種・業界:空き家
💰 調達額/ラウンド:1.1億円(シリーズA)
📅 公開日:2026/7/3
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000066340.html
✏️要点まとめ
- 進捗:全国に加盟店ネットワークとIT技術を駆使し、「日本空き家サポート」を通じて空き家管理、売却、活用、家族信託サービスを提供しています。今回の調達で人材採用・組織強化を進めています。
- 今後:調達資金は、人材採用・組織強化、AI技術を活用した業務効率化と新サービス開発、空き家再生事業への投資、金融機関・自治体との連携強化に充当されます。空き家問題の解決と地域価値の再生を目指します。
- 課題:空き家問題は複雑であり、多様なニーズに対応するためのサービス拡充が求められます。また、AI技術の導入や金融機関・自治体との連携を円滑に進めることも課題となります。
10. 株式会社WeDraft
🔎 業種・業界:コンプライアンス
💰 調達額/ラウンド:1.0億円(シード)
📅 公開日:2026/6/30
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000185837.html
✏️要点まとめ
- 進捗:AI時代のデータ活用における個人情報・情報資産管理の課題を解決するプラットフォーム『Flows』を提供し、企業の法的・プライバシー・セキュリティリスク対策を支援しています。今回の調達でサービス基盤の強化を進めています。
- 今後:調達資金は、高まる需要に応えるべく、サービス基盤の強化、初期顧客の成果創出、事業を加速させるチーム体制の拡充に充てられます。データビジネスの強化と企業価値向上を目指します。
- 課題:個人情報保護や情報セキュリティに関する法規制は常に変化しており、これらに対応したサービス提供が不可欠です。また、企業のデータ活用ニーズに合わせた機能拡張や、市場での認知度向上も課題となります。
11. アドバンスコンポジット株式会社
🔎 業種・業界:新素材
💰 調達額/ラウンド:非公開(シリーズB)
📅 公開日:2026/7/2
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000152154.html
✏️要点まとめ
- 進捗:独自の溶湯鍛造法を用いた金属基複合素材を開発・製造・販売しており、機械強度と軽量性の両立、優れた放熱性能でAI・半導体市場の課題解決に貢献しています。IVS2025で優勝するなど、技術力が評価されています。
- 今後:今回の資金調達により、アカデミア連携を強化し、先端研究開発を深化させ、半導体サプライチェーンでの存在感を高め、事業成長を加速させます。次世代産業を支える基盤素材の社会実装を通じて、持続可能な社会の実現を目指します。
- 課題:新素材の量産化やコスト削減、市場への浸透には時間がかかります。また、半導体市場の急速な変化に対応し、常に最先端の技術を提供し続けることが重要です。
12. ポケトーク株式会社
🔎 業種・業界:ビジネスチャット
💰 調達額/ラウンド:非公開(シリーズA)
📅 公開日:2026/6/30
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000108954.html
✏️要点まとめ
- 進捗:AI通訳機「ポケトーク」シリーズで多言語コミュニケーションの課題解決に取り組んでいます。新たに据え置き型AI同時翻訳機「ポケトークX」など、新ハードウェア製品群を投入しています。
- 今後:今回の第三者割当増資により、新ハードウェア製品群の販売体制強化、関連サービス開発、新製品への投資を進めます。法人・公共領域での収益拡大と企業価値向上を目指し、「言葉の壁をなくす」ミッションの実現に貢献します。
- 課題:AI翻訳技術の進化は速く、常に最新の技術を取り入れ、製品の精度と利便性を高める必要があります。また、法人・公共領域での市場開拓や、競合製品との差別化も課題となります。
13. 株式会社リチェルカ
🔎 業種・業界:受発注管理
💰 調達額/ラウンド:非公開(シリーズB)
📅 公開日:2026/6/29
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000105773.html
✏️要点まとめ
- 進捗:AIを活用したAgentic ERP「RECERQA」で受発注業務を含むサプライチェーンのデジタル化・自動化を推進しています。NXグループとの資本業務提携により、物流領域でのDXを加速させています。
- 今後:NXグループ内のDX推進、物流領域特化AIエージェントの共同開発、物流ソリューションの高度化を目指します。両社の強みを組み合わせ、生産性の高いサプライチェーン運営を構築し、物流DXにおける新たな価値創造に貢献します。
- 課題:サプライチェーン全体のDX推進には、多くの関係者との連携や既存システムの刷新が必要です。また、AI技術の精度向上や、物流業界特有の複雑なニーズへの対応も課題となります。
14. AZAPA株式会社
🔎 業種・業界:カーボンニュートラル
💰 調達額/ラウンド:非公開(シリーズA)
📅 公開日:2026/6/29
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000025116.html
✏️要点まとめ
- 進捗:自動車業界でモデルベース開発を牽引し、近年はモビリティ(EV)とエネルギーを連携させる「セクターカップリング」構想を推進しています。ガソリン車改造EVや交換式バッテリーなどを開発し、地域課題解決モデルを社会実装しています。
- 今後:ドーガンMGXファンドからの投資を受け、EV改造・バッテリー関連事業の推進、九州での「地域×脱炭素」実装モデル展開、コンバージョンEVやバッテリーステーション等の事業化を加速させます。モビリティの電動化・脱炭素化を通じて、地域の経済成長とカーボンニュートラルの実現に貢献します。
- 課題:モビリティの電動化・脱炭素化には、技術開発の継続、インフラ整備、法規制への対応が不可欠です。また、地域ごとのニーズに合わせたソリューション提供や、市場での競争力維持も課題となります。
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