COLUMN

月次資金調達レポート(2026年3月版)

 

資金調達レポート

資金調達ハイライト

📊 件数:146件(前月比: ▲59件 増)

💰 総額:652億円(前月比: ▲101.5億円 増)

🔍 振り返り

今月は、ブロックチェーン、AIデータセンター、宇宙輸送といった先端技術分野での大型資金調達が特に目立ちました。100億円規模の調達が複数見られ、日本のスタートアップエコシステムが活況を呈していることを示しています。これらの資金は、技術開発の加速、量産体制の確立、そしてグローバル市場への展開に活用され、社会課題解決や産業構造の変革に貢献することが期待されます。

🏆 Top3案件(調達額順)

  1. 1️⃣ STARTALE LABS PTE. LTD.(100億円/シリーズA)
  2. 2️⃣ 株式会社エーアイ・アンド(75億円/シード)
  3. 3️⃣ 将来宇宙輸送システム株式会社(69億円/ラウンド不明)

資金調達実績推移

シリーズ別資金調達実績推移

Top3案件詳細

1.1. STARTALE LABS PTE. LTD.

🔎 業種・業界:送金
💰 調達額/ラウンド:100億円(シリーズA)+累計100億円
📅 公開日:2026/3/26
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000114522.html

✏️要点まとめ

  • 進捗:ブロックチェーン「Strium」や日本円建てステーブルコイン「JPYSC」の開発、オンチェーン・スーパーアプリ「Startale App」の展開を進めています。SBIグループとSony Innovation FundからシリーズA総額約100億円の資金調達を実施しました。
  • 今後:調達した資金は、Striumの開発・展開、JPYSCの普及促進、Startale Appの展開加速に充てます。SBIグループとの連携を強化し、金融機関や事業会社のオンチェーン化を推進することで、日本発で世界に通用する金融インフラを構築し、金融の歴史的転換点に貢献することを目指します。
  • 課題:既存金融とオンチェーン金融の融合や、日本発の金融インフラを世界に広げるためには、技術的な難易度や市場開拓において継続的な挑戦が必要です。

2.1. 株式会社エーアイ・アンド

🔎 業種・業界:データセンター
💰 調達額/ラウンド:75億円(シード)+累計75億円
📅 公開日:2026/3/25
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000180050.html

✏️要点まとめ

  • 進捗:日本を拠点にAIデータセンター開発とAIクラウドサービスを展開する次世代AI企業として始動しました。シード資金約75億円とインフラ構築資本約3,000億円超を調達しています。
  • 今後:調達した資金は、世界トップクラスのAIデータセンター構築、AIリサーチラボ設立、独自AIモデルや推論の開発に充てていきます。国内のAIインフラ不足やコスト課題を解消し、日本語・日本文化に最適化されたAIモデルや推論サービスを提供することで、日本産業のグローバル競争力強化とAIとあらゆるものが結びつくプラットフォーム構築を目指します。
  • 課題:国内のAIインフラ不足やコスト課題を解消し、世界トップクラスのAIデータセンターを構築するためには、大規模なインフラ投資と高度な技術開発が継続的に求められます。

3.1. 将来宇宙輸送システム株式会社

🔎 業種・業界:宇宙輸送/ロケット
💰 調達額/ラウンド:32億円(ラウンド不明)+累計69億円
📅 公開日:2026/3/11
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000106229.html

✏️要点まとめ

  • 進捗:完全再使用型宇宙往還機「ASCA 3」や人工衛星打上げ用ロケット「ASCA 1」、有人宇宙輸送システム「ASCA 2」の開発を進めています。インキュベイトファンドやB Dash Venturesなどから約32億円を調達しました。
  • 今後:調達資金は、開発継続のための経営基盤強化に充て、民間主導の宇宙開発を加速させます。低コスト・高頻度な宇宙輸送を実現することで、宇宙インフラの構築と新たな宇宙市場の創出を目指します。
  • 課題:低コスト・高頻度な宇宙輸送を実現し、宇宙インフラを構築するためには、技術開発の継続と経営基盤の強化が不可欠です。

3.2. 将来宇宙輸送システム株式会社

🔎 業種・業界:宇宙輸送
💰 調達額/ラウンド:32億円(ラウンド不明)+累計69億円
📅 公開日:2026/3/19
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000106229.html

✏️要点まとめ

  • 進捗:完全再使用型宇宙往還機「ASCA 3」や人工衛星打上げ用ロケット「ASCA 1」などの宇宙輸送システムを開発しています。JFR MIRAI CREATORS Fundより約32億円の資金調達を完了しました。
  • 今後:調達資金は、開発継続のための経営基盤確保とパートナー開拓に充てていきます。宇宙輸送の日常化や宇宙旅行などの新ビジネス創出を通じて、宇宙を新たな基幹産業へと発展させることを目指します。
  • 課題:宇宙輸送の日常化や新ビジネス創出には、継続的な技術開発と広範なパートナーシップの構築が重要です。

3.3. 将来宇宙輸送システム株式会社

🔎 業種・業界:宇宙輸送
💰 調達額/ラウンド:5億円(ラウンド不明)+累計69億円
📅 公開日:2026/3/27
🌐 記事URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000988.000004858.html

✏️要点まとめ

  • 進捗:完全再使用型ロケットによる高頻度宇宙輸送を目指し、2028年までに再使用型人工衛星打上げ用ロケットの開発を進めています。日本旅行から5億円の出資を受け、資本業務提携を締結しました。
  • 今後:日本旅行は、当社が開発する有人宇宙輸送サービスの全世界における独占的総販売代理権を取得しました。両社で旅客サービスの商品設計、販売体制構築、宇宙関連事業の共同検討を進め、本格的な宇宙旅行事業の商用化と市場形成を目指します。
  • 課題:本格的な宇宙旅行事業の商用化と市場形成には、旅客サービスの商品設計や販売体制の構築、そして宇宙関連事業の共同検討を加速させる必要があります。

資金調達(詳細)

※本記事は公開情報を基に作成しているため、当社は、本情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではなく、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。

この記事の執筆者

TheCFO.Media編集部

CFO.Mediaは、シード・アーリー期の資金調達を目指す起業家のための情報プラットフォームです。国内スタートアップの調達事例や最新トレンドを、データと実例をもとにわかりやすく解説します。

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